子宮頸がんワクチンについて
当院では、子宮頸がんワクチン接種を行っております。いつでも御相談下さい。
HPVとはヒトパピローマウイルスを指し、子宮頸がんや膣がん、尖圭コンジローマ、肛門がんなど深刻な疾患の発症に関わっています。HPVワクチンは、特に子宮頸がんの発症を防ぐ効果が期待できます。HPVは、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか、肛門がんや尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。男性・女性両方がワクチンを接種することで、肛門がんや尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待でき、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。2022年よりHPVワクチンの個別推奨が再開となりました。また、9価HPVワクチンが定期接種可能となりました。当院では、9種類のHPV感染を防ぐシルガード9を使用しております。
【定期接種の対象】小学校6年生頃から高校1年生頃の女子です。キャッチアップの対象は、過去に子宮頸がん予防ワクチン接種を合計3回行っていない女性で、平成9年(1997年)4月2日から平成19年(2007年)4月1日生まれの方。令和4年4月1日~令和7年3月31日まで。詳細は、厚生労働省のページを参照してください。
また、調布市では小学6年生から高校1年生相当の年齢の男子に対して、任意接種費用助成の制度があります。接種回数は3回を限度として、1回の接種につき17,578円を上限に助成します。詳細は、調布市のページを参照してください。